惰眠

涼宮ハルヒの二次創作書いたりしてます。

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ひさびさですねw

2007-11-08-Thu-00:06
どうもです。

HiroさんからSSのつづきがとどきましたー。

続きに掲載です!

さて、物語はいよいよ最終局面へ…

暇だ……

俺は今、ベッドに横になって暇を持て余していた。
最初は『いい骨休めになるな』などと考えていたのだが、何をするのでもなく、ただ横になって時間を過ごすのは結構しんどいものだ。
しかたなく、ごろごろと寝返りを打って暇を潰しているところだ。

そこ、笑っていいぞ。



涼宮ハルヒの間隙 SIDE-R その6



何でこんな事をしているかと言うと…
みんなは忘れているかもしれないが、現在、俺は『機関』によって絶賛監禁中である。

長門達の家で驚天動地の一騒動の後、ハルヒと別れて家に帰るところで森さん他1名に拉致され現在に至る、と言うわけだ。
気が付いた時には知らない天井の部屋でベッドに寝かされていた。
ここが何処かは知らないが、おそらく『機関』の施設だろう。

部屋の中にはベッドしかなく、窓も何もない真っ白な部屋である。
部屋の隅の天井にテレビカメラがある。
監視してやがるな。俺のプライバシーはどうなってるんだ。
当然のごとく入口のドアには鍵が掛かっており、出ることは出来ない。
おい、トイレはどうするんだよ!と軽く突っ込んでおく事にしよう。

それにしても暇である。
携帯ゲーム機でもあれば暇が潰せるのだが、生憎持ち歩く趣味はないため、ここにはない。
差し入れろと騒いでみようかな、とも考えるがどうせ無駄だから止めておく。
無駄なことはしない主義だ。
それにしても、もう6時か。拉致られてからもう3~4時間経ってるな。
何で時間が解るのだ?と言う疑問には腕時計があるからと答えておこう。
どうやら持ち物はそのままのようだ。

いつまでここにいることになるのやら。
このまま、監禁されると明日の日曜は何とかなるが、明後日は始業式から学校を休むことになってしまう。
ずる休みはしたくないし、何より俺がいないとなったらハルヒのやつが一騒動起こす気がする。
そうなると大騒ぎになるな、絶対。
それより前に、家族が騒ぐかな?
でも、誘拐とは考えないだろうな、多分。
「どこで遊んでいたのか」と問いつめられる俺の身にもなれってもんだ。

などと馬鹿なことを考えていると、ドアから古泉のやろうが入ってきた。
手に持っているのは食事のようだ。
と言うことは、こいつらには俺を帰す気はないと見た。




おい、俺はいつまでここにいればいいんだ。
いい加減、あきらめると言うことを学んだらどうなんだ。
俺が帰らないと、家族が騒ぐぞ、きっと。
警察にでも電話をしたらどうするつもりだ。

「大丈夫ですよ」

何がだ、警察もお前達の仲間だとでも言うのか。

「貴方は今晩、僕の家に泊まることになってるんですよ。先ほど家の方に電話をさせていただきました。お母様もご了解済みです」

用意周到なことだな。

「おかげさまで。それより、考え直してはいただけませんか?」

何をだ?

「涼宮さんの鍵として、『機関』の指示に従っていただきたいのです。平たく言えば、長門さん達とは距離を取っていただきたいんですよ。もちろん、異世界人の彼ともですが」

そう言うと、こいつは両手にトレーを持ったまま肩をすくめやがった。
器用なやつだ。

何でHiroさんが異世界人なんだ?お前が聞いた時に彼は答えなかったと思ったがな。
それに、俺が会った時にはお前もいただろう。ハルヒの希望を叶えるためにSOS団全員で会ったのであって、俺だけ行かない訳にはいかなかったと思うのだがな。

「彼が異世界人なのは、別のルートで確認が取れています。それに、僕たちが帰った後で涼宮さんと貴方はもう一度入って行かれましたよね」

うっ、見てやがったか。
しかし、別ルートって何だ?ハルヒが喋るとは思えんのだが?

ああ、あれはハルヒに有無を言わさず引っ張られて行ったんだ。
『機関』の言うとおり、ハルヒの希望を叶えたのだが何か問題があったのか?
いい加減、うんざりしていた俺は、古泉のセリフに一々切り返していた。
その気になれば俺だって、洒落臭いセリフの一つも言えるんだぜ。




「屁理屈を並べてないで、あなたは私たちの言うことを聞いていればいいのよ」

おや、森さんもご参加ですか?
いやはや、貴女にはがっかりさせられましたよ。

「なにがよ!」

いや、素敵な大人の女性だと思っていた少年の夢を打ち壊していただきましたから。

「!!」

「お二人とも、非生産的な議論は止めていただきたいのですが」

「わかったわよ!とにかく、あなたは涼宮さんが暴走しないように、危険物から離れてなさい!」

「僕からもお願いします。彼らの正体を知ることで涼宮さんがご自分の力に気が付かれる様な事態だけは避けたいですからね」

ああ、それ無理♪
うん、一度使ってみたかったんだよな、このセリフ。

「何故ですか?」「何でよ!」

ハルヒなら、もう自分の『力』について知ってるのさ、思いどおりにならなくて残念だったな。





「「何ですって~!!」」

暫くの沈黙の後、大声で叫びやがった。
おお、見事なシンクロだな。

ああ、もう知ってるんだよ、ハルヒはな。
何でも、俺たちがこそこそやってた事も薄々気が付いてたそうだ。
あんたら、一生懸命隠していたつもりで、とんだ道化だったな。

「何て事をしたのよ、あなたは!」

人の話はよく聴けよ、俺が話した訳じゃない。
あいつは『識っていた』んだよ。

異世界の知識云々は話さない方がいいよな、どうせ信じないだろうし。
ここは俺の本能に従い黙っていることにした。

「拙いですよ、森さん、所長達に説明しないと!」

「そうね、行くわよ」

二人は喚きながら出ていった。
ふん、いい気味だ。
って、おい、メシは置いていけ~!




腹減ったな……
さっさと受け取っておくんだった。
俺が空きっ腹を抱えながら寝転がっていると、

「キョン、ご飯だよ」

うおっ! いきなり背後に現れるんじゃない、国木田!
って、お前も『機関』かよ……

「キョンが気が付かなかっただけじゃないか、ちゃんとドアから入ってきたよ」

まあそれはいいんだが、お前は親友だと思っていたんだがな。

「僕は今でもそう思ってるよ」

なら、この状態を何とかしてやろうとは思わんのか。
友達甲斐のないやろうだ。

「ごめんよ、でも大事なアルバイトだからね。まあ、食事でもして、ゆっくりしててよ」

お前なあ…
マイペースなやつだな。

「キョンほどではないけどね」

誉められてるような気がしないのだが気のせいだろうか。

「うん、多分気のせいだと思うよ」

じゃ~ね~と言って出ていこうとする国木田を俺は呼び止めた!




おい、トイレはどうすんだよ!




国木田によると、この部屋はカメラとマイクで監視されているので、声を出してトイレに行きたいと言えばドアの鍵が開くそうだ。
ドアの外も閉鎖された空間なので、トイレ以外には行けないんだと。
(だから『監禁』じゃなくて『軟禁』なんだと。俺にとってはどっちでも同じだがな)
うろうろしていると保安部(そんなのいるのかよ)に拘束されるので、大人しく部屋に戻った方がいいと言われた。
ち、念の入ったことだぜ。

腹も減ってることだしせっかくのメシだ。ありがたく戴くことにしよう。
なかなか旨いな、これ。




俺はメシを食いながらみんなのことを考えていた。

妹は元気にしているだろうか。
きっと『キョン君だけずるい~ 私もお泊まり~』とか言っってんだろうな~、困ったやつだ。
しかし、何とかならんのかね、将来が心配だ。
ミヨキチの爪のあかでも煎じて飲ませるかな……

俺の母親はどちらかというと『のほほん』としている。
まあ、いらん心配は掛けずに済んだからよしとするかな。
おそらく古泉の話に、全く疑問を持たずに納得してるんだろうな。
まあ、明日は日曜だし、去年も夏休みの最終日は家で宿題大会だったからな。騙されても仕方がないと言ったところかね。

親父は……
この前、声を聞いたのはいつだったかな?
こっちが話しかけても「うむ」としか言わないし。
そもそもあの髭は何とかならんのかね、怪しさ大爆発だぞ。
せめてHiroさんみたいな髭ならいいのにな。
服装も黒ずくめだし、一歩間違えば不審者として通報されるぞ、まったく。




ハルヒ… まあ、逃げられない予感はあったがな。
こうも見事に絡め取られるとは思わんかったな。
まあ、ああなって『ほっと』している自分がいるのも確かだしな。
あいつがHiroさんに『あんたとペアで』と言った時の感じは思い出したくもない。
Hiroさんには感謝しないとな。
でも…… 他の世界ではあの二人… 付き合ってたんだよな、きっと。
ちょっと妬けるかな。
でも、多分俺よりHiroさん… もう一人の俺の方がつらいんだろうな、多分。

ちょっと待てよ…
あの人はあっちこっちでいったい何人と付き合ってたんだ?
というか、俺、そんなにもてた覚えないぞ?
謎だ…… というか損した気分がするのは気のせいか?

正直言って、長門に惹かれていたことは素直に認めたい。
あいつが人間じゃないという事は、気にならなかったと言えば嘘になるが、それ以上に『こいつのために』という気持ちがあったのは確かだ。
そしてそれは同情などではなく、どちらかと言えば親愛の情に近かった。
でも、俺はハルヒを選んだ。すまんな、長門。
お前も多分、気が付いていたのだろうな。だから、あんな事を……

Hiroさんがいなかったら、結局どっちも選べなかったんだろうなあ。
傷つけるのも傷つけられるのもいや、それぐらいなら気が付かない振りをした方がいい…
我ながら自分の臆病さがいやになるな。

朝比奈さんは簡単だ。
彼女に対しては美人の先輩に対する憧れしかなかった。
藤原だっけ、いやなやつだと思っていたが、まさかあいつが朝比奈さんの相手だとはな。
世の中、解らんね。
でもまあ、彼女には素直に祝福できるかな。

古泉は… まあいいか。
ただ、あいつを恨む気にはならんのだな、これが。
あいつの苦労を知ってるからだろうな、きっと。
でも何を考えているんだ古泉。
独りよがりで動いても世の中は付いてこないぞ、多分だがな。




朝倉、今度は大丈夫だよな?いきなりズブリはないよな?
しかし、あいつを従わせるとは、Hiroさん、やっぱり尊敬に値するな。

喜緑さんは… やっぱり訳が解らんとしか言いようがないな。
コンピ研部長との仲も嘘だったみたいだし、会長との仲もよく解らんし。
何を考えてるのやら。

鶴屋さんは、すごいの一言だな。
佐々木達とも付き合いがあるようだし…
何を考えているのか底が見えん。

阪中、こいつが一番解らん。
他の連中は多かれ少なかれハルヒの関係者なんだが、こいつだけは解らん。
Hiroさんも悩んでたみたいだしなぁ…
誰か俺に教えてくれないか?




佐々木… すまん。
中学生の時、お前が何を考えていたのかは本当は解ってたんだ。
でも… 臆病だったんだよ、くそっ。
お前の気持ちを踏みにじったその行為を、自分でも許せない。
許してくれとは言わん。
ただ、すまなかった。そしてもう一人の俺、面倒かけてすまん……

九曜は… 
長門と初めてあった時も変わったやつだと思ったが、こいつと会った時はそれ以上だったな。
同じTFEIでもここまで『あれ』なのはどうかと思うぞ。
天蓋領域とやらは何を考えてるんだ、いったい。
情報統合思念体より絶対変だぞ。

橘、興味ないからいいか。
朝比奈さんにあんな事しやがって、絶対に許せん。

藤原のやろう、気に入らん。
朝比奈さんにあんな事をしやがったのは、彼女のために百歩譲って見逃してやるとして…
そもそも、朝比奈さんと付き合ってる事自体が許せん!
って言っても、まあ、単純な嫉妬なんだがな…

しかし、国木田がね~
まさか『機関』のメンバーだったとは。
これで、谷口までメンバーだったら友達やめるぞ、おい。

どうやることやら、やれやれ。

などと、愚にも付かん事を考えてるうちにメシも食い終わった。
ふう、ごちそうさん。

と、その時!




おわ~ びっくりした。
いきなりポケットが震え出したんだ、これが。
何だ携帯かよ、びっくりさせるなよな。

で、誰からだ?国木田~?
何だよ、今更メールで言い訳か?

『キョン、さっきはゴメンね、あれは『機関』向けのポーズなんだ。ほら、その部屋って『目と耳』があるじゃない、僕まで捕まるわけにはいかないからね』

ほう。

『僕は、涼宮さんとキョンの味方だよ。もちろん、もう一人の君ともね』

こりはびっくり。国木田、お前も底が知れないな~

『時間もないから、要件をさっさと済ますね。今、その部屋の『目と耳』はダミーを流してるんだ、つまり殺してあるって事。だから、今の内にもう一人の君、Hiroさんに電話して対策を練ってもらえるかな?』

ふむ、携帯の事はまったく頭になかったな。我ながら抜けてるというか、何というか。
でも俺はHiroさんの番号なんか知らんぞ?

『多分、番号を知らないと思うから書いとくね。あと、念のために言っとくけど、周りに『組織』の人がいるから僕にはかけないでね』

よし、国木田、感謝するぜ。
やっぱりお前は親友だ。

俺は、友情に感謝しながらも国木田の言うとおりすぐにHiroさんに電話した。




もしもし…

「やあ、やっと連絡が付いたね。待ってたよ」

すみません。『機関』に捕まっています。

「うん、状況はこちらでも掴んでるよ。ああ、大丈夫、他の人はみんな保護したから。もちろん、キョン君の大切な涼宮さんもね」

ありがとうございます。
で、ハルヒが無茶をしないように押さえて欲しいんですが…

「ふふふ、もっと彼女を信頼して上げてくれないかな。彼女は優秀だよ、不利な状況では黙っていても無茶はしないね」

いや、それって悲しいぐらい説得力ないんですが…

「ふむ、君はよっぽど彼女から想われている様だね。いや、羨ましいというか何というか」

あの~、時間がないんじゃ…

「そうだったね、では急ごうか」

で、俺はどうなるんでしょうか?

「うん、場合によっては洗脳… などという可能性も無い訳では無かったんだけど…」

そうなんですか…… やだな…

「まあ、無いから」

へっ?

「キョン君、涼宮さんが自分の『力』について知ってる事を『機関』に伝えたよね?」

ええ、つい先ほどですが。

「涼宮さんが知ってるのに、わざわざ、君を洗脳する価値があると思うかい?」

ない… ですかね?

「それに、司令があの人だしね。 ……まあ、口ではいろいろ言ってると思うけど……」

『機関』のメンバーをご存じなんですか?

「ええ、知ってますよ。うん、君も知ってる人だしね」

誰なんだいったい?
ひょっとして、鶴屋さん、とかじゃないだろうな?

「まあ、そのうち会えると思うから、楽しみにしていてくれないか」

はあ…

「で、多分、『機関』の方針に従うように説得されると思うんだが、彼らも大混乱のまっただ中だからね。当分、何も出来ないだろうね。まあ、せいぜい、上の方の人間が君を威圧しようとするぐらいかな」

とすると、俺が威圧されなければいいと?

「そう言う事。今の君なら大丈夫だろ? ……あの時の私では無理でしたが……」

えっ、何ですか?

「いや、何でもないよ。そうそう、鶴屋さんがこちらへ付いたから、もうすぐ状況が変わり始めると思うよ」

でも、俺はしばらくここにいる事になると。

「そうだね。すぐにそこから出してあげる事も出来るんだが、この際だから一気に決着を付けたいと思ってね。だから、申し訳ないが今晩はそちらに泊まってくれるかい?」

いえ、これで決着が付くのならかまいません。

「それでは、明日には迎えに行くとしよう。ふっふっふっふっ、『出番♪出番♪』とうるさい彼女達も『全員』連れてね」

うっ、向こう側の温度が急激に下がっているのが電話越しでもわかるぞ、おい。
こりゃ、明日は『機関』最後の日かな?

では、今日のところは大人しくしています。

「うん、それでは明日」

はい。

ふう、まだ心臓がバクバクいってるぞ。
冷や汗を掻きながら俺は、何も知らない幸せな『機関』の連中に同情していた。




電話を切るのとほぼ同時にドアが開いたと思うと、妙にテンションの高い森さんと古泉が入ってきた。
何とか気付かれなかった様だな、やれやれ。

「これから私たちの所長に会っていただきます」

「大人しく付いてきなさい!」

はいはい、解りましたよ。
俺は、大人しく指示に従うことにした。




「キョン君を連行しました」

「入れ」

所長室と書かれた部屋に付くと中から入るように返事があった。
ん?どこかで聞いた声だな?

「さあ、入って」

へいへい。
さあ、鬼が出るか蛇が出るか。所長とやらの面を拝ませてもらうとしよう。
そう思いながら、部屋に入った俺の目に飛び込んできた顔を見て……




しばらくの沈黙の後、思わず俺は叫んでしまった。

『親父~! こんな所で何やってんだよ!!』




(あとがき)

「「「「「「「出番がない!」」」」」」」

すみません、すみません。今回は、キョンオンリーと言う事でww

あなた達の出番は次回に用意してますから。
ええ、そりゃもう誰が主役かってぐらい、ばっちりと活躍させますからw

「「「「「「「絶対?」」」」」」」

はい、それはもう保障つきですよw

「「「「「「「ならいい♪」」」」」」」

と、いうことで次回で最終回の予定ですw
大団円で終わるといいですね♪
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2007-11-09-Fri-22:43
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